夏の終わりに、花火撮影について

撮影手法

花火を撮影するには…

障害物が無いようないい場所が必要だったり、高台がいいとされたり、なるべく近づいた方が良いとされたり…

個人的には、この暑い中1時間ちょっと打ち上げる花火のために場所取りをしたりするのは面倒なので、適当な距離のちょっとした高台から、適当に撮影して、花火を撮ったなーと言う気持ちになれればそれで良いのです。

なので、花火写真というより、夏の記録に記事を残しておこう…レベルの写真なのでご了承ください。

撮影機材について

ちょっと離れた所からの花火撮影でお勧めなのは、望遠レンズです。

花火撮影はその特性上、長時間露光(といっても数秒程度)が求められるので、三脚必須です。
三脚を使うのであれば、シャッター速度が稼げる事から、明るいレンズが無くても撮影しやすいです。

普通の一眼カメラでついてくるような、望遠キットレンズがあれば撮影できるのでは…と思います。

初心者向けの撮影機材

花火撮影でコスパが良いカメラ+レンズ (参考)

ここら辺でついてくる、55-200レンズと三脚があれば十分撮影可能です。

※初心者へのコスパを考えてPENTAXにしましたが、好きなメーカーのカメラを準備していただければ良いと思います。

三脚必須

カメラ三脚 軽量コンパクトタイプ 黒 最伸高1290mm OCT-ATR4-127K

カメラ三脚 軽量コンパクトタイプ 黒 最伸高1290mm OCT-ATR4-127K

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とりあえず、カメラが固定できれば何でも良いです。
機材が重くなってきたら、良い三脚を改めて探せば良いと思います。

今回の撮影機材

Sony α9

ソニー SONY フルサイズミラーレス一眼 α9 ボディ ILCE-9

ソニー SONY フルサイズミラーレス一眼 α9 ボディ ILCE-9

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長時間露光する関係で連写性能はあまり意味が無いが、サイレントシャッターで撮影できるためブレには強い。

タムロン 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD

高いレンズ。
純広角35mmから望遠150mmまで使える明るい便利ズーム。

なんと35mm側はF2、150mm側はF2.8と第三元レンズの中間切り取ったようなスペック
しかも広角側はF2と単焦点並みの明るさです。

描写の評価も高く、かなりおすすめなレンズですが、
重すぎる・大きすぎるので、非力な人、デザイン重視の人は避けた方が良いレンズです。

花火写真 作例

花火 α9 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD
花火 α9 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD
花火 α9 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD
花火 α9 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD

撮影のコツ

撮影場所について

いい場所が取れればそれに越したことはないです。
例えば、スカイツリーと一緒に写せる場所…など。

ただし、そういった場所は人気で取り合いなるケースも多いです。
超望遠レンズなどを持っている方は、かなり離れた場所から狙えるので、撮影場所の自由度が上がると思いますので、積極的に位置を調整して撮影に臨んでも良いと思います。

個人的には、花火単体での撮影に切り替えると、望遠レンズがあれば大抵どこからでも撮影できるので、まずは「花火をうまく撮る」ことに集中して撮影すれば良いと思います。

撮影毎に、写真を確認する

よくある失敗が、とにかく撮影することにこだわりすぎて連写してしまうことです。
結局、ブレてたり、露光時間の関係で微妙な見た目の花火写真を量産することは、誰しもある失敗だと思います。

花火は次から次へと打ち上がるので、無駄にしたくない気持ちで次々撮影して、結局カメラの設定が微妙で綺麗に撮れない〜みたいなこと。私も経験しました。

設定を変えつつ、綺麗に撮れる設定を探す!

花火で自動露出は当てになりません。
花火の光は変動するし、周辺が暗すぎるため、花火の光源に合わせた適正な露出は自動計算では合わせられない機種がほとんどだからです。
以上より、必ずマニュアルモードで撮影してください。

マニュアルモードで撮影するということは、
カメラの各種設定を自分で行う必要があります。

周りの構造物を写すから/逆光光源に光芒を入れたいから、F値を暗くする…
花火の光を線でどのあたりまで伸ばしたいか…で、シャッター速度を調整する。
適切な明るさ・画質にするため、ISO感度を調整する。
など…

撮影に適した設定を、必ず撮影した写真をプレビューして確認しつつ、調整します。

ピントはMF!

マニュアルフォーカスでピントを設定します。
置きピンと呼ばれる手法で、ピントを固定して、シャッタータイミングの方を調整します。

理由は単純で、ただでさえくらい空というピントが合いにくい箇所が画面の多くを占めるため、
半押しのタイミング等でピントが迷子になる可能性があるから。

花火打ち上げ場所はほとんど変わらないので、
三脚でカメラを固定した後は、ピントは花火に一度MFで合わせて、後は基本触らない。
(プレビューしつつ微調整はしますが…)

リモートシャッターか、セルフタイマー必須

長時間露光は、手ぶれの影響をモロに受けます。
三脚につけていても、シャッタースイッチを押す時のブレが確実に残ります。

私は、2秒タイマーで、花火が打ち上がった瞬間に押していました。
(大体2秒後くらいに花開く)

リモートシャッタースイッチがあれば、もっと詰めたタイミングで撮影できると思います。
(最近の一眼カメラは、スマホを使って遠隔でシャッターが切れるものが多いため、そちらを使っても良いと思います)

最後に

フィルムカメラと違って、デジタルはその場でプレビューしつつ設定を変更できる事が大きな強みです。

※フィルムで星撮影や花火撮影をしていた当時の人は、その感覚を掴むのにかなり苦労したのでは…と思います。

プレビューして設定を詰めていく工程は、おそらくどんな撮影でも使えると思いますので、癖にしておくと撮れ高が上がると思います。

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